水前寺海苔から、1グラムで6リットルの水を吸い込む新物質を抽出
わずか1グラムで6リットルもの水を吸い込む新物質を、高級食材として知られる「スイゼンジノリ(水前寺海苔)」から抽出したと、北陸先端科学技術大学院大学(石川県)の研究グループが13日発表しました。
市販の吸水材より吸水能力が5倍も高く、保湿化粧品や傷を覆う医療用品など幅広い応用が期待されます。この水前寺海苔は日本固有の藻類です。同大の金子達雄准教授らは、この物質を桜にちなんで「サクラン」と命名しました。
このサクランは、砂糖の分子が10万個ほどつながった構造になっています。この長い分子が水の分子を抱え込み、自重の6000倍の水を吸収するのです。高い保湿性も確認され、吸収した水の3割は80度以上に熱しても蒸発せず、零度以下でも凍らなかったのです。
化粧品などに使われているヒアルロン酸は、食塩水だと吸収力が5分の1に落ちるが、サクランの場合は半減する程度だったのです。また金子准教授は、食材なので安全性にも問題がない点を強調しています。
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