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2008年9月26日 (金)

マリアナ諸島沖で…産卵期の天然ウナギの捕獲に成功…世界初

水産庁は22日、マリアナ諸島沖で産卵前後の天然ウナギ5匹の捕獲に世界で初めて成功したと発表しました。

天然ウナギの生態はいまだに謎に包まれており、マリアナ諸島沖で産卵しているという仮説はあったものの、産卵前後の親ウナギはこれまで見つかっていなかったのです。今回の発見は、人工的なウナギの稚魚の安定供給につながると期待されています。

同庁などの研究チームは6月、同諸島西側にある「スルガ海山」の南南西約130キロの水深200~350メートルの範囲で、成熟した精巣を持つ雄のニホンウナギ2匹と雄のオオウナギ1匹を捕獲。また、8月にはスルガ海山から30キロ離れた海域でニホンウナギとみられる2匹を捕獲。うち1匹は産卵後の雌でした。また、水深100~150メートルで孵化(ふか)後2~3日とみられるウナギ26匹も発見。水深数十メートルの海山山頂よりももう少し深い海を遊泳しながら産卵している可能性があると推定されました。

稚魚は海流にのって、約3000キロの距離を3~7か月間かけて日本沿岸まで旅をしてくるのです。ウナギの完全養殖は難しく、養殖ウナギは一般的に、こうした天然の稚魚を採取しているが、最近では個体数が減少し、人工的な供給手段が求められています。

同チームの水産総合研究センター中央水産研究所の張成年室長は「謎が多いウナギの生態に迫る大きな一歩です。産卵時の水温などの条件が分かれば、完全養殖が大きく進むだろう」と話しています。
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