沖ノ鳥島を救え…海水から砂造成、通電で化合物「自然付着」
日本最南端の沖ノ鳥島(東京都小笠原村)を波の浸食から防ぐため、政府は自然に砂地を造成する新技術の活用を検討しています。

民間の実証実験では、政府が取り組んできたサンゴの増殖事業より短期で保全効果が期待でき、環境への負荷が少ないことも利点です。
この新技術は「電着工法」と呼ばれ、経済界の支援を得て海洋開発の調査・研究を進める社団法人「海洋産業研究会」が、企業と共同実験を重ねてきたプロジェクトです。電極を海水に漬けて電気を流すことで、水中のカルシウムやマグネシウムのイオンがマイナス側の電極に集まり、炭酸カルシウムや水酸化マグネシウムといった砂状の化合物となるのです。
鹿児島県の与論島で行った実証実験では、通電後約1か月で化合物が電極表面に付着、約5か月後にはその上にサンゴが付着して生息可能になることが確認されたのです。同研究会では2010年度にも、沖ノ鳥島で実験する予定です。
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■関連情報は→社団法人 海洋産業研究会
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