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2009年6月24日 (水)

米国でたばこ規正法が成立しました。「ライト」や「マイルド」表記も禁止に

今日のように気圧が低いと、旅客機が雲の下をくぐりゴ~とうなりながら自宅の上を低空飛行して飛んでいきます。そして私の肺も少し苦しくなります。

そんな中、米国では、たばこの宣伝や販売を厳しく規制する法案が22日にオバマ大統領の署名で成立した、とのニュースが届きました。それを知らされても、日本人の私の気は晴れませんが…

obama_taba.jpg 同法は、米食品医薬品局(FDA)にたばこの製造と販売を規制する権限を持たせるもので、これにより、たばこを吸う若年層を狙ったキャンディ風味や果実風味のたばこが初めて禁止されることになるそうです。加えて、たばこ会社が「低タール」「ライト」「マイルド」などの表現を使うことも禁止されます。また、たばこ製品の広告規制が強化され、パッケージの警告表示を拡大しなければならなくなり、たばこに含まれるニコチンの量を減らすことも義務付けられるそうです。

この法案にホワイトハウスで署名したオバマ大統領は、「子供たちを守ろうという長年の取り組みが勝利した。今日、変化が訪れた」と宣言。自分も10代からたばこを吸っていたことを打ち明け、「若いうちに吸い始めると、やめるのが難しいことはよく分かる」と理解を示したそうです。
これが政治家の仕事ですよ。

CNNの記事によると、米国では年間40万人以上がたばこを原因とする疾患で死亡しているそうです。そしてその事による関連の医療費は年間1000億ドル(約9兆5000億円)を超えているそうです。
記事元情報→CNNワールドニュースの…ここから

ところで日本はどうなのでしょうか。喫煙 - Wikipediaによれば、厚生労働省は、「健康日本21」の中で、「最新の疫学データに基づく推計では、たばこによる超過死亡数は、1995年には日本では9万5000人であり、全死亡数の12%を占めている」としています。

また、厚生労働省の「最新たばこ情報」によると…WHOなどの最近の試算では、日本でたばこが原因とされる死亡数は、2000(平成12)年には114,200人(男性90,000人、女性24,200人)に達しているのだそうです。

そして、たばこ分科会中間報告(案) によると、たばこによる死亡や有病のために、1993年には、年間1兆2000億円(国民医療費の5%)もの超過医療費がかかった、という試算結果が出ているのだそうで、社会損失全体では少なくとも4兆円以上の損失があった、とされています。ただ、これは16年前のデータですから(不思議に最近のは出てこないのです)、今なら、甘く換算して2兆程度でしょうか?とにかく、これだけの医療費がつぎ込まれているということです。
なんと高い社会的コストでしょう。国民の健康や命を犠牲にして、たばこ税の収入をあてにしている政府。その収入はこのコストに見合うのでしょうか。

それなのに、先ほどの「喫煙 - Wikipedia」に引用されている、東洋経済(2007年3/24号)の記事によれば、日本政府は、年間6千人(2007年の死者数は5744人)しか死者を出さない交通事故対策には1兆7351億円もの予算を計上し、死者のないBSE対策予算にも132億円を計上しているのに、喫煙対策予算はゼロなのです。

日本政府は、自分の足を食っているのに気がつかずにいる腹が減ったタコなのかもしれません。

●面白い禁煙CMを見つけましたのでどうぞ…
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