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2010年11月 9日 (火)

生きながら溺れそうになった一週間の話

この一週間、病状が一段と悪化したのではないかと思えるほど、胸苦しい状態が続いていました。

今までは気にならなかった簡単な作業なのですが、急に息苦しくなり、休み休み続けたり、それでも苦しい場合は愛する奥様に続きを頼んだり…作業じたいを諦めたり、という状態が続いていました。

teikiatu.jpgこれまでも、気圧が低い場合に息苦しさを感じることはあったのですが、今回の場合は気圧ではないのです。快晴で気圧が高いはずなのに、やけに胸苦しさを感じるのです。ただし息苦しいのは四六時中ではなく、立ち仕事などをしている場合のみで、パソコンの前に座って原稿を書いたりテレビを見ている時は、これまで通り…いや少し辛いかなという程度でした。しかし、このような胸苦しさは初めてのことだったのです。

このような状態になると、私の気分は次第しだいに暗い世界へと落ち込んでいき、妄想だけが大きく膨れあがり、その妄想が勝手に一人歩きをはじめたのです。

嗚呼 !! 。迷い込んだが最後、絶対に後戻りができない肺気腫の森。私はこれまでその森を一人歩いてきたのですが、今回はより深い森の奥に分け入ろうとしているんだと思い、もうこれからは昨日までの状態には戻れないんだ…。そしてこれからは、確実にどんどん悪化して、最後は寝たままの状態になって…妄想は限りなく広がっていき、気分は完全に鬱状態になってしまっていました。


ガクッと悪くなったのには何らかの「原因」があるはず…それは「何」だったのだろう。落ち着いて一つ一つ振り返ってみることにしたのです。薬やサプリメントは毎日飲んでいるし、食事も美味しいし、よく眠れているし(時々カニューラが外れていたり、喉が渇いたりして目を覚ますが)…なのに何故?急激に調子が悪くなったのだろう。もちろん風邪もひいていないし…

rasix.jpg薬をチェックしている時に…ふと「利尿剤・ラシックス」に目がとまり、そういえば最近足が浮腫むこともないので「ラシックス」は飲んでいなかったな〜と思いながら…

私の場合、軽度の「肺水腫」の傾向があり、治療薬として「利尿剤・ラシックス」を処方してもらっています。

肺水腫とは…肺に水が溜まる状態のことをいいます。肺水腫の原因には肺血管の透過性亢進、内圧の上昇、膠質浸透圧の低下などがあり、肺の血管外から水分が漏れでてその水に溺れて、息苦しくなるのです。

そこで、ダメ元でもいいやと半分疑いながら飲むのを控えていた「ラシックス」を2日間続けて飲んでみたのです。さすがに1日目は大量に小便がでました。…すると息苦しさがやわらぎ以前の状態に戻ったのです。おおっ!! さすがに2日目はあまり出なかったのですが…2日目も気分は爽快だったのです。これまでの暗くて重い気分がうそのように感じられ、何故か地下から無事生還したチリの人たちのような気分を味わったのです。

今回の胸苦しさの原因は「肺水腫」だったようです。自分自身の事でありながら自分の肺に水が溜まり続けていたことに気づきませんでした。毎日のことなのでついつい適当になってしまいがちなのですが、陸上にいながら溺れないようこれからも気をつけたいと思っています。

関連情報は→肺水腫 - Wikipedia
       社団法人日本呼吸器学会 - 肺水腫

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コメント

原因が解って良かったですね!肺水腫というのは知りませんでした。やはり喫煙と関係があるのでしょうか?「私はこれまでその森を一人歩いてきたのですが・・・」と書かれていますが、一人ではなく奥様と一緒に歩いてきたのでは?

投稿: egechan | 2010年11月19日 (金) 22時21分

そうですよね。生活は愛する奥様といつも一緒なのですが、死に向かうこの道は私一人の道のように思います。二人で戦ってきたのですが、扉を開きこの扉の中に歩み入るのは私一人なのです。この扉の先へは、共にはいるわけにはいかないのです。…そんな意味で。

投稿: お~酸素 | 2010年11月20日 (土) 17時20分

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